SMBCモビットの審査基準って厳しい?
カードローンの利用が初めての方にとっては、SMBCモビットの審査を受けるにあたって不安を感じると思います。
審査に落ちてしまうと必要なお金が用意できなくなり、恥をかいたり困ることが起きてしまいます。
しかし、一般にカードローンの審査基準は外部に公表される性質のものではありませんので、審査は実際に受けてみないと分からないというのが事実です。
したがって、できるだけ審査に悪影響を及ぼさないようにするという意識で対策を考えるのがおすすめです。
審査で必要となる書類を早めに用意して、SMBCモビットの審査の特徴について理解できれば、審査に対する不安も少なくできます。
ここでは、SMBCモビットの審査に落ちないための基礎知識についてまとめていますので、ぜひ確認してみてください。
属性に基づくスコアリング審査
カードローンの審査では、スコアリングという方法によって手続きが進められます。
スコアリングというのは、あらゆる審査項目の情報を数値化して、その合計点で融資を認めるかどうかを決めるというものです。
SMBCモビットの審査項目は、年収や勤務先、勤続年数など、非常に多くの項目があり、申込みの際にSMBCモビットに伝えることになります。
ここで勤続年数や年収などを水増しして申し込む方がいますが、審査項目のウソは必ずバレると思ってください。
審査項目でウソをついてしまうと、間違いなく審査に落ちてしまい、二度とSMBCモビットのカードローンが利用できなくなります。
信用情報についての確認
SMBCモビットのカードローン審査では、あなたの信用情報についても調査を行います。
あなたの信用情報は、信用情報機関に登録されているものです。
信用情報機関に登録されている情報は、過去にあなたが金融機関と取り引きを行った内容で、きちんと返済ができているか、あるいは、延滞をしたのかなどが分かります。
さらに、過去に債務整理を行っている場合は、自己破産を除き、5年をめどに情報が保有されています。
審査では、このような過去の金融機関との取り引き履歴も数値化して、スコアリングのデータとして取り扱っています。
信用情報機関に登録されている情報を消去することはできませんが、心配な方は、開示請求の手続きをすることで自分の情報を確認できます。
在籍確認は審査への影響大
SMBCモビットの審査では、電話による在籍確認の手続きが行われています。
在籍確認は、申込み時に申告したお勤め先の情報が正確であることを確認するための手続きです。
具体的には、SMBCモビットのオペレーターが新たな勤務先に電話をかけて、新たに取り次いでもらうように伝えることで行われます。
あなたが間違いなく勤務先に所属していれば、それが確認できる反応をあなたの同僚がするはずです。
逆に、ウソの勤務先の情報を伝えてしまうと、「そのような人は在籍していません。」と言われてしまい、すぐにウソがバレてしまいます。
在籍確認の手続きに不安を感じるかもしれませんが、オペレーターが個人名で電話をかけるので、会社の同僚に申込みがバレる心配はありません。
SMBCモビットの審査の流れと注意点
SMBCモビットに申込みをしてからの審査の流れを理解しておくと、申込み前の不安が解消できます。
SMBCモビットの審査は、最短30分というスピードで行われています。
融資を急いでいる場合は、書類を早めに用意するなど、申込みをする側でもしなければならないことがあります。
申し込みから借り入れまでの流れと必要書類
一般的なSMBCモビットへの申込みは、公式サイトから手続きを行います。
スマートフォンやパソコンなどでSMBCモビットの公式サイトにアクセスして、審査に必要な情報を入力していきます。
すべての項目について入力が完了したら、内容に間違いがないことを確認して申込みボタンをクリックします。
申込みが完了するとSMBCモビットの審査担当者が審査を行い、1次審査に通過した方を対象に在籍確認を行い、審査が終了します。
SMBCモビットの申込みに必要な書類は、基本的には本人確認書類だけです。
本人確認書類は、審査の申し込みをした本人であることを証明するもので、運転免許証やパスポートなどを使います。
なお、希望する金額が50万円を超えていたり、他の消費者金融からの借入残高との合計が100万円を超えるときは、年収を証明する書類も必要です。
お勤めをされている方は源泉徴収票など、個人事業主の方は確定申告書の写しも必要になります。
あくまでも「10秒簡易審査」は事前審査
SMBCモビットの公式サイトには、借入れできるかどうかを簡易的に確認するための「お借入診断」が用意されています。
簡易審査と言われることもありますが、正式な申請よりも少ない項目をSMBCモビットに伝えることで、契約できるかどうかを予測してくれるサービスです。
具体的には、生年月日と税込年収、他の消費者金融からの借入残高の3つの項目を入力するだけでできます。
名前や住所などの個人情報を伝えなくてもいいので、申込みを迷っている段階でも気軽に使うことができます。
ただし、SMBCモビットのお借入れ診断は、あくまでも簡易的に調査するためのものです。
融資が見込めるという結果が出たとしても、本審査で落ちることがあるので参考程度に捉えるようにしてください。
SMBCモビットは審査に時間がかかりやすい!?
SMBCモビットの審査は、非常にスピーディーに行われていますが、状況により時間がかかることがあります。
SMBCモビットのカードローンはとても人気がありますので、審査が混雑しているということがあるからです。
上でも説明しましたが、SMBCモビットの審査は最短30分で終了します。
しかし、審査が混雑しているということもあるので、1時間くらいの時間がかかるものと考えるのがおすすめです。
とくに、即日融資が必要になっている状況のときで夕方以降に申し込む場合は、できるだけ早めの申し込み手続の完了が必要です。
申込みを完了させてしまえば、あとはSMBCモビットの担当者が手続きを進めてくれますので、必要書類の準備と申し込みの完了を急ぐことを考えてください。
審査は土日祝日にも変わらず実施される
一般に金融機関の営業は、平日のみとなっていますが、SMBCモビットに限っては、土日や祝日も平日と同様に審査を行っています。
そして、全国各地に自動契約機が用意されているので、土日や祝日でも申込みから契約手続きの完了までのすべての手続きが行えます。
もちろん、モビットのカードを土日や祝日に受け取ることができるので、土日祝日の即日融資も不可能ではありません。
ただし、審査の手続きで在籍確認をしなければなりませんので、お勤め先が営業をしていることが1つの条件です。
土日や祝日に在籍確認ができない場合は、翌日以降の審査結果の連絡となってしまいます。
審査時間が長い人の特徴
カードローンの審査時間が長い人には特徴があります。
すでに申込みをして審査結果の連絡を待っている方もいると思いますが、原因について知りたい場合は、次のどれかに該当していないか確認してみてください。
・転職したばかり
転職したばかりという人は、勤続年数が短いということで審査に時間がかかることがあります。
勤続年数が短いと、「今の仕事もすぐに辞めてしまうのでは?」と心配になり、慎重に融資をするかどうかを決めているからです。
勤続年数がどのくらいあればいいかは一概に言えるものではありませんが、少なくとも半年以上の勤続年数はあったほうが良いといわれます。
しかし、明らかに審査落ちの状態なら時間をかけませんので、審査に時間がかかるということは融資が見込めるということでもあります。
・他社から借り入れがある
別会社のカードローンの利用がある方は、借入残高の多さが問題になることがあります。
SMBCモビットのカードローンは、総量規制の影響があるので、年収の3分の1を超える融資が禁止されています。
すでに別の消費者金融からの残高があり、年収の3分の1近くになっていると慎重な審査となってしまいます。
また、銀行のカードローンの利用がある場合でも、契約どおりに返済ができるのかどうかが微妙なときは、時間をかけて審査を行うということがあります。
・申込み内容に不備がある
SMBCモビットの申し込み時に伝えた情報に問題があると、審査に時間がかかるか審査落ちになるかのどちらかです。
とくにお勤め先の名称や住所、電話番号などに間違いがあると、審査の手続きが進められなくなります。
例えば、株式会社ABC建設という会社に所属しているのに、ABC建設株式会社と伝えてしまったり、ABC建設であると伝えると、架空の企業名と判断されることがあります。
申込み内容の間違いは、うっかりでも審査落ちの原因になるので間違いがないように注意してください。
SMBCモビットの審査では在籍確認は必須なの?
SMBCモビットの審査では、基本的に在籍確認の手続きを行っています。
ただし、勤務先への電話は、オペレーターが個人名でかけるのでSMBCモビットの申し込みがバレる心配はありません。
それでも、どうしても電話は困るという場合は、書類の提出による代替方法があるので、オペレーターに電話で相談してみると良いでしょう。
SMBCモビットで在籍確認が行われる理由
SMBCモビットの審査で在籍確認が行われるのは、お勤め先の情報に間違いがあってはいけないからです。
仮に無職の方がSMBCモビットに申し込んでしまい、融資を受けてしまうと、貸金業法違反でSMBCモビットが罰則を受けることになります。
また、お勤めをしていないのにお金を借りてしまうと、返済が困難になるのは明らかです。
過剰な融資をしないためには、間違いなく勤務先に在籍していることを確認する必要があるのです。
また、在籍確認の手続きは、申込みをした人が正直に情報を伝えているかという点も見ています。
ウソをつく人間にお金を貸す人がいないように、不誠実な申込者でないことを確認するための手続きでもあります。
在籍確認が不安ならWEB完結で電話連絡なしにできる
在籍確認の手続きが不安な場合は、WEB完結で申込みをすることで電話連絡をなくすことができます。
SMBCモビットのWEB完結による申込みは、すべての手続きをWEB上で完結できるもので、電話連絡や郵送の手続きが一切なしに申し込めるものです。
WEB完結の申込みは、健康保険証の種類とモビットが指定する金融機関の口座があることが申し込める条件となっています。
健康保険証は、社会保険証か組合保険証のどちらかです。
銀行口座は、三井住友銀行か三菱東京UFJ銀行、ゆうちょ銀行のいずれかがあれば申し込めます。
なお、WEB完結による申込みをした場合でも、SMBCモビットの審査担当者が必要と判断した場合は電話連絡が必要になることもあります。
絶対に電話が困るという場合は、事前にオペレーターにそのことを伝えておくことをおすすめします。
WEB完結のほうが審査に有利?
WEB完結で申し込んだ方が審査に有利か、という問題がありますが、有利になる場合があるという程度です。
高額融資を希望している場合や別会社のカードローンの利用がある場合は、WEB完結で申し込んだ方が審査に通りやすくなることがあります。
WEB完結で審査が有利になるといわれているのは、収入証明書類を提出することになるからです。
自己申告で年収を伝えるのとは異なり、証明できる書類を提出するので、より正確なカードローン審査ができるようになります。
提出できる収入証明書類は、源泉徴収票や確定申告書、給与明細書(直近2ヶ月分)などになります。
書類の用意ができる場合は、手続きがスムーズに進むWEB完結を選んでみてはいかがでしょうか。
SMBCモビットで審査に通らない・落ちる理由
SMBCモビットは、アルバイトやパート勤務の方でも申込みができますが、必ず審査に通るという保証はありません。
審査の結果によっては、モビットを利用できないということもあるということです。
審査落ちになってしまう方には、いくつかの特徴がありますので、ここで確認しておくようにしましょう。
本人の属性で審査落ちする
カードローンの審査では、申込み時に伝えた本人の属性によって審査落ちになることがあります。
年収や勤続年数、別会社の借入状況で問題になることが多く、信用情報機関のデータに問題がある場合も融資が難しくなるでしょう。
・安定した収入がない
収入が極端に少なかったり、安定していないと判断されると、審査に通らない場合があります。
例えば、毎月アルバイトをしているものの、1ヶ月の収入が1万円しかないという場合は、収入が少なすぎると判断されることがあります。
SMBCモビットは、総量規制の影響があり、申込みをする方の年収の3分の1を超える融資が禁止されています。
毎月1万円の収入しかなければ、最大でも4万円までしか融資が認められませんが、限度額が10万円以下というケースはまずありません。
最低でも10万円の限度額が認められるためには、毎月2万5,000円以上の収入が必ず必要になります。
・勤務年数が短かすぎる
勤続年数が極端に短いときに審査に通らないということがあります。
SMBCモビットでは、勤続年数についての申込み制限は設けられていませんが、それでも、半年以上は同じ勤務先で働いていることが望ましいと考えられます。
また、勤続年数が短いからといって、申込み時に勤続年数のウソをつくことだけは決してしないでください。
・他社借入件数が3社以上ある
カードローンの利用がすでに3社以上ある場合は、お金を借りすぎていると判断されて審査に落ちることがあります。
複数社の借入れがあるということは、別会社で増額が認められないということです。
すでに多重債務者となっている可能性もあるので、借金をすることよりも収入を増やしたり、借金を整理することを検討しなければなりません。
・信用情報に問題のある
信用情報機関に登録されている情報に問題があると、SMBCモビットの審査に落ちることがあります。
別会社のローンで長期延滞していたり、代位弁済や債務整理、ローンやクレジットカードの強制解約などの事実が確認されると、ほぼ間違いなく審査に落ちます。
また、現在利用しているクレジットカードや別会社のローンで延滞中という場合も審査に落ちます。
信用情報機関に登録される情報は、基本的に5年間は記録に残され続けます。
自己破産の場合は、10年間記録に残すという信用情報機関もありますので、金融機関との取り引きにおける事故には十分注意しなければなりません。
・在籍確認がとれない
在籍確認の手続きで何度電話をしても電話がつながらない場合に、審査を中止されてしまうことがあります。
お勤め先に何時電話をかけてもつながらないと、勤務先に問題があると判断されてしまうからです。
もし、電話がつながりにくい勤務先に勤めているなら、あらかじめSMBCモビットのオペレーターに電話で相談しておくことをおすすめします。
電話がつながらない理由を伝えておけば、勤務先について不信に思われることがなくなり、対処法についてアドバイスをしてくれるからです。
総量規制に抵触している
すでに年収の3分の1近くの借入れを別の消費者金融からしている場合は、SMBCモビットの審査に通ることはありません。
消費者金融のカードローンは、総量規制の影響があります。
総量規制は、貸金業法という法律で決まっているもので、借入する人の年収の3分の1を超える融資となってはいけないというものです。
SMBCモビットは、貸金業法の規制を受ける会社なので、貸金業法に違反する融資をしてしまうと、国から厳しい罰則を受けることになり、廃業せざるを得なくなることもあります。
すでに年収の3分の1近くの借入れがある場合は、銀行のカードローンでなければ融資が受けられません。
申込み時の行動で審査落ちする
SMBCモビットに申し込む際に、してはいけないことをしてしまうと審査落ちの原因になります。
カードローンの申込みにおける注意点は3つあります。無駄な審査落ちとならないためにも、しっかりと確認しておきましょう。
・短期間に複数申込みしている
カードローンの申込みを短期間に何社もしてしまうと、審査担当者に不審に思われます。
カードローンに申込みをしたことは、すべて信用情報機関のデータベースに登録され、SMBCモビットの審査担当者が確認できるようになっています。
複数のカードローンへの短期間の申し込みが問題になるのは、「審査をしている間に別会社にも申し込むのでは?」と思われるからです。
別会社からも借入れをしてしまうと、返済能力に応じたローンの限度額が決められなくなってしまうからです。
・申込みで虚偽の申告をした
SMBCモビットの申し込みの際にウソの情報を伝えると、必ず審査に落ちます。
勤続年数や年収の水増しをする方がいますが、必ずバレて審査落ちになると思っておいてください。
とくに年収を偽って融資を受けても、返済できなくなるだけなので絶対にしないようにしましょう。
・過去にSMBCモビットの取引でトラブルがあった
過去にSMBCモビットに申込みをしているときに、債務整理をしたり強制解約となってしまった方は、必ず審査に落ちます。
SMBCモビットに対して過払い金の返還請求をした方も同じです。
SMBCモビットとの取り引きにおけるトラブルが審査落ちの原因になるのは、取り引きしたくないという意思があるからです。
約束どおりにお金を返してくれなかったり、後からお金を返せと言ってきた人とは付き合いたくないと考えるのが自然です。
SMBCモビットの審査に通るコツってある?
SMBCモビットの審査に通るためには、余計なことを考えずに正直に今の状況について伝えることです。
ウソの審査情報を伝えてお金を借りたとしても、返済ができなくなって困るのは自分です。
希望額を少なくするなどのポイントはありますが、正直であることを重視することが最も大切です。
SMBCモビットは審査通過率を公開していない!
SMBCモビットは、一般に審査の通過率を公表していません。
プロミスやアコムなどは、40%台が審査に通過していると公表していますが、SMBCモビットも同程度ではないかと推測できます。
SMBCモビットとプロミスやアコムは、金利などの貸付条件がほぼ同じです。
同程度の条件のカードローンになりますので、プロミスやアコムと同じように4割程度の方が審査に通っているのではないでしょうか。
借入希望額を少なめに設定する
SMBCモビットの申込みでは、借入希望額は、本当に必要としている最小限の金額を伝えるようにしてください。
限度額が多い方がたくさん借りられるから良いという考えは、審査担当者に無知であると思われるだけです。
カードローンの金利は決して低いものではありませんので、どうしても必要なときに最小限の金額を短期間だけ借りるという使い方をしなければなりません。
そういう基本的なことが分かっているかどうかも、審査担当者は見ています。
SMBCモビットの「10秒簡易審査結果表示」の注意点
SMBCモビットのお借入れ診断は、あくまでも簡易的な審査であることに気をつけるようにしてください。
融資が見込めるという結果が出たとしても、それを鵜呑みにすることはできません。
お借入れ診断は、信用情報機関に登録されている情報も確認せずに結果を出しています。
信用情報機関にネガティブな情報が登録されていれば、本審査で落ちてしまうこともあるということです。
SMBCモビットの審査に落ちた人はやめたほうがいいカードローン会社
SMBCモビットの審査に落ちてしまった場合は、同じグループのカードローンには申し込まない方がいいでしょう。
SMBCモビットは、三井住友銀行の傘下の会社です。
つまり、三井住友銀行グループである、プロミスや三井住友銀行カードローンなどは、申込みをしない方が良いことになります。
絶対に審査に通らないわけではありませんが、共通の審査システムを使っている場合は、SMBCモビットの審査結果と同じになるだけです。